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【症例報告】小指の骨折および変形(第5指基節骨基部骨端線離開 type SH-Ⅱ)

12歳 男子 

サッカー試合中にキーパーと交錯し受傷。右小指が外を向いて変形しており、救急車にて総合病院へ搬送され、骨折の診断はされるも専門医が不在のため変形はそのままに固定され、翌日の再受診をすすめられた。

しかし、痛みが治まらず、また変形もそのままということで、困られた親御さんより、当院ホームページから緊急連絡をいただき、休日でしたが直ぐに対応しました。

 

その時の外観写真です↓

関節ではない場所で折れ曲がっています。

 

 

すぐにエコーでも骨折部の状態を確認しました。

エコーではこのように見えます↓

 

 

すぐに徒手整復し、外観変形が改善したことを確認後、エコーでも確認していきます。

 

下左のエコー画像に比べ、下右の徒手整復後のエコー画像では、骨折部のズレがほぼ改善していることを確認し、固定しました。

 

適切に処置すれば、直ちに痛みは改善し、ズキズキした骨折特有の強い痛みはなくなり、親御さんも安堵の表情でした。

 

 

下の写真は3週間後の外観写真です。

若干の指の拘縮(動きの固さ)はありますが、変形治癒もなく、全く痛みもありません。

初期治療が適切にできると、その後の経過も良好です。

 

その1週間後の、サッカーの全国大会にもなんとか間に合い、また救急では手術もありえると言われたなか、短期で経過が良く、大変喜んでいただけた症例でした。

 

おケガの際は、休日や時間外でも可能な限り対応いたしますので、

下記の問い合わせフォームよりメールにてご連絡下さい。

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