【症例報告】第5中足骨骨折(下駄骨折)
2019/09/09
78歳 女性
自転車で転びそうになり、左足で踏ん張った時に捻挫し受傷。
左足が腫れ、皮下出血認めます。
左足第5中足骨基部(黄色の矢印)に圧痛著明。
骨折を疑いエコー観察をしました。
↓右の健側と比べ、左の患側は口を開いたように骨折部が離れています。(赤矢印のところ)
徒手整復し、ギプスシーネ固定施行。
歩行時痛もほぼ改善し、歩けるようになりました。
↓その後、連携医療機関にて精査していただきました。
今回のように、骨折部が離れているような折れ方では、徒手整復にて、骨折部の断端を近づけ、寄せてから、しっかりと固定することで、即時的に骨折による強い痛みも軽減し、骨癒合(骨がくっつき治ること)を早めます。
当院ではこのようなケガの保存療法(手術せずに治す治療)に最も力を入れております。
骨折に限らず、おケガの際は、大したことないかな…と思っても、どうぞお気軽にご相談ください。