足首の捻挫(ねんざ) 18歳 女性 右足外側靭帯損傷(疑)
2020/01/26
【症例報告】18歳 女性 右足外側靭帯損傷(前距腓靭帯損傷)の疑い
前日に段差を踏み外し、右足をひねったとのことで、
右足首の外くるぶしに痛みと腫れがあり、足を引きずって来院されました。
右足の外くるぶしの靭帯に圧痛(押して痛い)認め、エコー観察しました。
右足の靭帯が腫れて、動揺性(靭帯が部分的に切れて緩んでいる状態)を認めました。(下の図の赤線▽)
ギプスシーネ固定をして、その後サポーターへ変更、運動療法も適宜すすめ、約2ヶ月で靭帯の動揺性も改善し、治癒としました。(下の図の青線▽)
このような怪我で、初期にしっかりと固定をしないと、靭帯に動揺性が残り、いつまで経っても痛みが取れなかったり、老後に変形性関節症になるリスクが出てきます。
今回の症例のように、それほど腫れていなくても靭帯損傷があったり、また子供では剥離骨折を認めることも多くあります。捻挫(ねんざ)の際は、なるべく早めに受診して下さい。